明治座

先日、明治座で『四月花形歌舞伎』を観てきました。

尾上菊之助、中村勘九郎、中村七之助というまさに“花形”な3人が
初役との事で、私は昼の部を鑑賞しました。

花道のすぐ横で見たのですが、｢女殺油地獄｣では油まみれで熱演していた
菊之助さんのお顔の美しさに惚れ惚れしてしまいました。
ラストの大詰めのシーンでしたが、間近で見る菊之助さんは、
少女マンガに出てくる王子様のようで、本当にキレイでした。

勘九郎さんの太郎冠者は｢末広がり｣で舞踊。NHKの｢にほんごであそぼ｣を見ていても
まるでお父さんのような勘九郎さんは軽快で面白く、流れゆく汗もステキでした。

七之助さんは、ピッタリな白狐！安倍晴明は狐の子！？という伝説をもとにした｢葛の葉｣。
障子に別れの歌を残すというシーンで、左手や口を使い、筆で器用に美しく書いていました。

｢末広がり｣に出ていた中村国生さんの踊りを見ても思いましたが、
歌舞伎はまさに伝承なのですね。

受け継ぐとは、想像もできないくらいにいろいろな事があると思いますが、
私も懐の許す限り、これからも見届けて行けたらいいなぁ〜と、改めて思いました。

毎月毎月、休みなく違う役を次々と演じる歌舞伎役者さんには頭が下がります。

次は、橋之助親子4人の同時襲名公演と、中村七緒八君、哲之君兄弟の桃太郎が見たい！！！

Sでした。